TIPS
バルカン像 (2003/6/27)
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アファーマティブアクション (2003/6/27)
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歯・ハグ・はぐき (2003/6/7)
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家をしばらく留守にするとき (2003/6/7)
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DO NOT CALL LIST (2003/5/3)
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薬局でよく耳にする英語 (2003/5/6)
「後発医薬品」という訳語よりもジェネリックというカタカナで日本でも知名度が上がってきたようですが、欧米でははるかに広くこのジェネリックが普及しています。先行して発売され実績を積んだ医薬品を、その特許期間が過ぎたあと、同じ組成、品質レベルで安価に提供する薬品をさします。薬局で処方箋を出すと、"Is generic OK?"と聞かれることもよくありますが、ほとんどの場合OKと答えて構いません。ブランドに医師がこだわる場合は、処方箋にその旨を書き添えるからです。 ドクターズオフィスや薬局でよく聞かれる質問に"How much is your co-pay?"があります。医療費とは別に、医院や薬局に行くたび支払う自己負担額のことで、一般には10ドルから数10ドル程度です。 薬局で一度に出せる薬の量は限られているので、数回にわたって薬を受け取れるよう、医師が処方箋(prescription)にリフィルできる回数を書き入れ、薬局はその回数を容器ラベルにプリントします。最初に受け取った薬がなくなったら、薬局にその容器を持って行くだけで指定の詰め替え回数まで簡単に同じ薬が手に入るしかけです。 処方箋が不要の市販薬で、普通の陳列棚に並べてあることが一般的です。処方箋薬(Prescription Drug)はRX、Over-the-counter medicineはOTCという略語もよく見かけます。処方箋薬は保険が適用されますが、OTCに保険はききません。ときどき、医師が処方箋の用紙に市販薬の名前を書くこともあります。でも市販薬は市販薬、これで保険が適用になる訳ではありません。 |
アメリカお産事情 (2003/5/3)
日本では赤ちゃんが無事生まれてから出産祝いというかたちで贈り物をしますが、アメリカでは妊婦さんを親しい女性が囲んでパーティを催し、そこで次々とギフトを差し出して、頂いた方もその場で包みを開けて楽しみます。Baby Showerの時期は、あまり早いと万一流産など不測の事態になったときにお互い気まずいものですし、お腹があまり大きくなってからでは妊婦さんご本人が大変です。そこで妊娠中期の安定した頃がいいとされています。 もちろん、赤ちゃんが生まれてから訪ねていってお祝いを差し上げることも問題ありません。そのようなとき、赤ちゃんに兄弟姉妹があれば、新しくお姉さん・お兄さんになった子供にもギフトを用意していく姿をアメリカではよくみかけます。 出生の手続きは、ふつうは退院までの間に担当の方が部屋まで訪ねて来てくれ、父親か母親が書類に署名すれば済む簡単な手続きです。この手続きとともにほとんどの家庭では出生証明書Birth Certificateの発行を申し込みます。出生後1ヶ月ほどで州のDepartment of Healthが発行する出生証明書を手にすることができます。最低2通は申し込んで、1通は金庫など安全な場所に保管し、1通は手元において学校の入学・編入などの折に使うという訳です。アメリカ生まれで日本人を親にもつ子供は、日本国籍を留保する届出をすれば、成人して本人がいずれかの国籍を選択するまで日本とアメリカ双方の国籍をもちますので、日米両方のパスポートをもって、日本の出入国では日本人として、アメリカ出入国ではアメリカ人として手続きすることになります。 日本でも出産前に母親教室が開かれますが、こちらの場合夫婦での参加が暗黙の了解で、そのため講座のタイトルも母親教室ではなく、たとえばPreparing for Parenthood といった具合です。Empathy Bellyはそうした教室で使われる小道具の一つで、しっかりとしたキャンバス地でできた腕を通して着るエプロンのようなものですが、等身大の胸とお腹が付いていて、重さも20ポンド余りあります。これを夫に着てもらい、床に落ちたものを拾わせたりしながら、妊婦の体にどれくらい負担がかかっているか、どれほど行動に制約があるかを追体験してもらうことが狙いです。Empathy Belly(直訳すれば「共感するためのお腹」?)というネーミングもユーモアたっぷりで、クラスが笑い声に包まれる場面のひとつです。 無痛分娩は日本ではまだ少数派かもしれません。このEpidural は、無痛分娩に分類される出産法のうち、腰椎麻酔で痛みを抑えながら進める出産です。麻酔ですからリスクが完全にゼロということはありませんが、こちらでは女性の圧倒的な支持を受けており、全くの自然分娩(unmedicated child birth)で出産した人を探し出すことの方がかなり難しいでしょう。自然分娩はすでに過去のものという感覚で「昔のお産は大変だった」と話す医師もいます。安全であれば「It works! Why not?」。アメリカ人の実用主義的な側面を感じさせられます。 お腹の赤ちゃんが男の子だとわかったら、ご夫婦の間で出産前に話し合っておくことをおすすめします。アメリカ人の多くは生まれたての男子に病院で割礼をさせるので、出産後すぐにナースから意向をたずねられます。ある小児科の先生によれば医学的な理由はあまりなく、宗教的な伝統に基づくもののようです。割礼を施す30分位前に無感覚にするクリームを使うので、赤ちゃんに痛みはないということです。 |
クレジットヒストリー (2003/3/1)
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Alabama State Quarter (2/8/2003)
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クロスカルチャーコミュニケーション (2/8/2003)
Are there any issues related to cross-cultural communication, especially cultural differences that interfere with work communication - that you would like to see addressed in English language classes?(異文化間のコミュニケーションに関連した問題点、とりわけ文化の違いが職場でのコミュニケーションの妨げになっていて、日本人の英会話クラスで取り組んで欲しい問題がありますか?) という質問をアメリカ人社員向けの質問書に設けたところ、興味ある回答が数多く寄せられました。その中からいくつかご紹介したいと思います。 ---話の内容を理解していなくても、話を聞きながら「Yes, Yes」と口にしたり、「うんうん」とうなずきながら相手の話を聞いてしまうことはよくあることです。また、話を聞いている最中に分からないと口にすることは、相手の説明が悪いというニュアンスになってしまうかもしれない、、そもそも自分の英語力不足が原因だし、、後から人に聞いて内容を確かめればいいか、、などと思い、理解しないまま会話を終えてしまうことは多くの方が経験されているのではないでしょうか。しかし、分からないことは分からないと、はっきりさせることがこちらの流儀、分からないと言わなければ分かったものとして相手は考えてしまいます。後から「やっぱり違うよ」と言っても、相手は「何で今ごろ?」と感じてしまうのでしょう。 ---理由を説明したくてもどうせうまく伝えられないからと、つい「日本ではこうやっている」という説明だけで、その場をおさめてしまいがちではないでしょうか。「なぜ」の中にこそ伝承すべき考え方やノウハウが込められているはずですし、アメリカ人社員もそれを待ち望んでいます。 また、思いがけない「なぜ?」の問いかけが、これまでの常識や思い込みを見直す契機になることもしばしばあります。しかし現実には、日本人から一番聞きたいことを聞くことができない、そんなアメリカ人社員のフラストレーションが感じられます。 ---アメリカ人は本当によく人を誉めます。朝礼や会議など、さまざまな場面で、ちょっとしたことでも必ずGood Job、Great Jobと賞賛します。その一方で、注意したり叱ったりすることは決して他人の面前では行わず、人目のないところで慎重に(しかし率直に)行うようです。その点、日本人はどうでしょうか。"あうんの呼吸"ではありませんが、「言葉でいちいち説明しなくても、あいつは俺の考えが分かっているさ」というスタイルは、まだまだすたれていない気がします。また、人前で叱ることについては、「周りの人間も何が問題なのか理解できて、かえっていいじゃないか、、、」という意見があれば、「それもそうかな」と思ってしまいそうです。しかし日本ではどうあれ、他人の面前で叱られる、批判されることにアメリカ人は全く慣れていませんし、大変な侮辱を受けたと捉えてしまいます。 ・distinction between "directions and strong requests" and anger - choice of tone (指示ないし強い依頼?それとも怒っている?トーンをはっきり区別してほしい) ・politeness(丁寧さ、丁寧な表現) ・the correct way to interrupt(話に割って入る時の言い方) ・political correctness(以前にご紹介しました) などがありました。私たちのつたない英語から、何とか真意をくみ取ろうとするものの、トーンがつかめず当惑している様子や、直接的な言いまわしに対するいらだち、状況に応じた言い方やマナーを習って欲しいという願い、そんなことをこれらの指摘から感じることができます。 |
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