2012/05/16 11:08 に Hosyuko Admin が投稿
- 9月11日の事件のあおりを受けて、昨年の3月、就労許可のない外国人に対してそれまで例外的に認められてきた運転免許取得のためにSocial Security カードを発行する手続きが廃止され、その結果、Social Securityカードを免許の必須要件としているアラバマ州では、就労許可のない外国人が運転免許を取る道が閉ざされてしまいました。それから約1年、不自由な思いをされてきた方も多かったろうと思いますが、ようやく新しい手続きが州のDPS(Department of Public Safety)とSSA(Social Security Administration)の間で合意され、2003年1月14日から運用される運びとなりました。
- まず、就労資格のない外国人は、Social Security OfficeにパスポートとVisa Documentation(滞在資格と期間を示す書類、例えばI-94)をもって出向き、Social Security ナンバーを取得する資格がない、というレター(a letter of non eligible)を発行してもらいます。SSAは、このレターを発行した記録を控えます。
- このレター、パスポート、半年以上有効期間のあるVisa Documentationをもって、運転免許オフィス(ただし、Birmingham、Montgomery、Decatur、Mobile、Dothan、Tuscaloosaのいずれかのオフィス)へ出かけます。
- 申請を受け取った運転免許オフィスは、申請者が所持したレターをSSAが確かに発行したものであるか、SSAに照会します。ここで、確認がとれれば通常の免許試験手続きへ進んでいくことができます。発行される免許証の有効期限は通常通り4年間です。
- 手続きの流れは以上ですが、実際にスムーズに事が運ぶようになるまでには、少し時間がかかるかもしれません。
- なお、この手続きができる滞在資格には制限があります。詳しくはDPSへ確認して下さい。
- また、今回の改定で、免許証の申請日から半年以上(正確には6ヶ月と1日以上)有効なVisa Documentationが必要、という要件が加わりましたが、これはソーシャルセキュリティナンバーがない人だけに適用されるのではなく、すべての外国人に適用されるルールということです。従って、今後は免許証の更新タイミングとVisa Documentationの更新・延長タイミングを注意深く管理してゆく必要があります。ご存知のように例えばI-94の延長許可が届くまでには通常数ヶ月を要しますので、これもちょっと頭の痛い問題です。
- ともあれ、ソーシャルセキュリティナンバーが取れない外国人にも運転免許取得の道が再び開かれたことは喜ばしいことです。引き続き、情報をアップデイトしてゆきます。
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